前日支配下登録の阪神・工藤が3桁背番号で登板「なお本日は背番号127を着用しております」と場内アナウンス、甲子園が沸く

 「オープン戦、阪神4-5DeNA」(8日、甲子園球場)

 7日に支配下登録された育成ドラフト1位新人の工藤(四国ILp徳島)が八回、1点を返されなお2死三塁のピンチで登板した。場内に「タイガースのピッチャー、川原に代わりまして工藤」とアナウンスされるとスタンドは大きな拍手と大歓声。「ピッチャーは工藤、背番号24。なお本日は背番号127を着用しております」と続き、リリーフカーにのってマウンドに現れた。

 工藤は5日の中日戦で150キロ台後半のストレートで押す快投を披露。翌6日の激励会で、藤川監督が支配下登録をサプライズ発表し、7日に正式に公示。背番号は「127」から「24」に変更した。

 この日も真っすぐで強気に押す投球を披露したが、山本には右前適時打を許した。それでも続く代打・知野はフォークで空振り三振に仕留めた。

 藤川監督は「経験させたくて。非常にいい練習にはなったんじゃないかな。この後、投手コーチと話しますけど、どれくらいで肩ができたとかはありましたけど。精度も高くてよかったなと思ってますけど」と話した。

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