阪神 レジェンドOB大集結で野球教室 掛布OB会長の夢プラン実現 4・29GW初日の甲子園球場で
阪神の球団創設90周年記念事業の一環でOB会が計画していた甲子園球場での野球教室が4月29日に開催されることが27日、分かった。掛布雅之OB会長(69)の呼びかけに応じる形で桧山進次郎氏(55)、鳥谷敬氏(43)に、デイリースポーツ評論家の糸井嘉男氏(43)、狩野恵輔氏(42)らレジェンドが大集結。前例がない聖地グラウンドでの大規模な野球教室で、猛虎OBが白球を追う楽しさを伝えて、野球振興につなげる。
シーズン中の甲子園を舞台にミスタータイガースが練ってきた夢プランが実現する日が、「4・29」に決まった。大型連休の幕開けとなる、ゴールデンウイーク初日。レジェンドOBたちの指導する声と、子どもたちの元気な声が、猛虎戦士の熱闘が刻まれたグラウンドで交差する。
現時点での参加メンバーは掛布OB会長を筆頭に、桧山氏、鳥谷氏、糸井氏、狩野氏、亀山つとむ氏(55)、関本賢太郎氏(46)、岩田稔氏(41)、今成亮太氏(37)といった、猛虎史に名を残す面々。昨季限りで現役を引退し、球団に今年新設された「野球振興室」に所属する秋山拓巳BA(ベースボールアンバサダー)も、OBの一人として名を連ねる。
掛布OB会長は先月、今回の構想について言及して、「今、球団と考えてまして。甲子園球場を使わせていただくような形で準備を進めています」と説明。「甲子園球場も球団も全て協力してという形で、話はまとまってます」と進捗(しんちょく)状況を報道陣に伝えていた。
OB会が旗振り役となった一大イベントだが、野球底辺の拡大を目指して「野球振興室」を立ち上げた球団も、思いを共有。球団幹部は「もちろん野球もそうですし、スポーツに触れていただく機会になりますから」と歓迎する。
球団創設90周年というメモリアルなタイミングでの開催。「もともと大運動場として始まった甲子園球場も100周年を超えて、いろいろな取り組みをしていこうと機運も高まっています」と“聖地の新たな形”も思い描いた。
「4・29」の野球教室は子どもたちだけではなく、親子で楽しめるスタイルを検討中。グラウンド以外でも、球場外周でのキッズイベントも計画されているという。甲子園が野球少年少女たちに最高の思い出を与える、特別な一日になることは間違いない。
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