阪神・平田2軍監督 若虎にゲキ「強いハートを持て」帰阪してからが競争 4枠ある支配下登録争いにも期待
「阪神2軍春季キャンプ」(25日、具志川)
阪神は沖縄・うるま市で行っていた具志川キャンプを打ち上げた。全体アップ前には平田勝男2軍監督(65)が「ここからが競争。強いハートを持つことが大切だ」などと訓示。3月1日に開業する新ファーム施設から、“下克上”を狙う若虎の台頭を求めた。
25日間のキャンプを終え、真っ黒に日焼けした顔の平田2軍監督が「若返ったよ」と笑った。1軍ヘッドコーチから3年ぶり4度目の2軍監督に就任。1軍の藤川新監督との連携を密に、頻繁に宜野座-具志川間で選手が行き来するなど、新戦力の発掘に力を注いだ。
主力中心の宜野座キャンプは28日が最終日。ここまで独自調整を続けてきた守護神・岩崎が合流し、ドラフト4位の町田(BC埼玉)や、育成のアルナエス、福島も残留予定。故障班の高橋、湯浅、下村も宜野座に残ってリハビリを継続する。生存競争が激しさを増す中で、平田2軍監督は若虎に強い覚悟を求める。
「まだ1軍、2軍じゃない。具志川組は今日で帰阪するけど、1年を通して勝負だということ。いかさないといけない」
育成ドラフト1位の工藤(四国ILp徳島)や、同3位の早川(くふうハヤテ)、百崎やコンスエグラの名前を挙げ、4枠ある支配下登録の争いにも期待した。「環境が人を作る。タイガースを背負っていく選手を必ず作っていく」と同監督。新球場のこけら落としとなる3月1、2日の教育リーグ・広島戦のチケットはすでに完売。育成の虎として常勝軍団を築く。
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