元阪神監督・吉田義男さんの通夜に約130人が参列 木戸氏「吉田さんに使ってもらって優勝して、感謝しきれません」

 3日に脳梗塞のため、91歳で死去した阪神OB・吉田義男さんの通夜が7日、兵庫県西宮市内で営まれた。約130人が弔問に訪れ、球団OBの真弓明信氏、木戸克彦氏、桧山進次郎氏、今岡真訪氏らの姿もあった。巨人OBの長嶋茂雄氏(88)、王貞治氏(84)からも花が届いた。

 吉田監督の下で1985年に日本一となった真弓氏は「とにかく元気だった。よくゴルフをしていたしびっくりしました」と驚いた様子。同じく木戸氏は「100歳まで生きると言ってたからね。残念」と率直な心境を語った。「吉田さんに使ってもらって優勝して、感謝しきれません」と言葉を紡いだ。

 若き頃に吉田監督と出会った桧山氏は「野球を甘く見るなと厳しい言葉も言われた」と、怒られた記憶が真っ先に浮かんだ。「負けん気の強さが半端じゃない。だからあの小さな体で、タイガースのショートをはれたと思う」と尊敬の念を口にしていた。

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