阪神のドラフト５位・佐野大陽内野手（２２）＝日本海Ｌ富山＝が６日、具志川キャンプ臨時コーチを務めた球団ＯＢのジェリー・サンズ氏から打撃時の“間”についてマンツーマン指導を受けた。

　「『打撃時の“間”を大切にしたらもっと良くなるよ』とアドバイスをいただいた。自分の中でも作れていないと思っていた」と、フリー打撃中にサンズから金言を授かった。具体的には「足を上げてから打ち出すまでの間が短い」という。早速、２回目のフリー打撃で足を早く上げたりすることや足が着くタイミングを遅らせるなど実践した。まだ実感はないが、今後も継続していく。

　この日はシート打撃で打席に立ち、椎葉が投じた２球目の直球を一閃（いっせん）。右中間を破る二塁打を放った。「新人合同自主トレから取り組んだことが結果として出た」と手応えをにじませた。「もっとアピールしないといけない。もっと上を目指して」。結果に満足することなく、“サンズ塾”の教えを継続して開幕１軍を手にする。