阪神・ヘルナンデス 衝撃デビュー 宜野座1号は推定130メートル看板直撃弾 同郷サンタナほうふつ
「阪神春季キャンプ」(1日、宜野座)
ひげ面に大きな体、そして豪快なスイングがヤクルトの助っ人をほうふつとさせた。阪神の新外国人、ラモン・ヘルナンデス内野手(28)=メキシカンリーグ・モンクローバ=がランチ特打で鮮烈デビューを飾った。
観客からどよめきが起こったのは6球目。曇り空を切り裂くように打球はぐんぐん伸び、左翼芝生席の「阪神タイガース歓迎」と書かれた大きな看板に直撃した。
「しっかり芯で捉えて、センター方向と意識していました。それをしっかり継続してできるようにと思っていました」
虎党に「はじめまして」のあいさつ代わりとなった一発は、推定130メートルの特大弾。チームとしても宜野座キャンプ1号となり、合計53スイングで7本の柵越えを放った。歓声と拍手を送られると、「うれしく感じましたし、パワーをもらった」と新助っ人は笑った。
そのフォームや雰囲気も大物ぶりを漂わせた。193センチ、102キロの体格に、右打ちで思い切り振り抜くスイングはヤクルト・サンタナにそっくり。ドミニカ共和国の首都・サントドミンゴ出身という共通点もある。昨季は打率・315で首位打者を争い、外野手部門でベストナイン、最高出塁率のタイトルを獲得したサンタナについては「彼の日本で出してる成績は知ってますけど、話したことはないです」と活躍も理解している。
初日からチームメートと交流も楽しんだ。大山、森下とはバットの話をしたといい、「受け入れてくれたのでうれしかった」と笑顔。ただ、外野もこなせる助っ人にとっては2人もライバルになる。「練習中もみんなで刺激し合っているのが印象的。いつも優勝争いをしているチームにふさわしい雰囲気だった」と気を引き締めた。サンタナ級の打撃を見せ、定位置争いにも割って入る。
◇ラモン・ヘルナンデス(Ramon Hernandez)1996年3月2日生まれ、28歳。ドミニカ共和国出身。193センチ、102キロ。右投げ右打ち。13年7月にダイヤモンドバックスとマイナー契約を結び、傘下の1A、2Aなどでプレー。マイナー通算で打率・266、53本塁打、270打点。メジャー経験なし。メキシカンリーグでは一、三塁を守り1A、2A時代に外野経験がある。
