阪神・森下 バウアー撃ちだ 1年目にサイ・ヤング右腕から一発!強烈イメージ生かす 相手が「戦いづらかったらプラス」

 阪神の森下翔太外野手(24)が27日、私用で甲子園を訪れ、DeNAへの復帰が発表されたトレバー・バウアー投手(34)の攻略に意気込んだ。ルーキーイヤーの23年には甲子園でプロ2号となる2ランを放った。同年はこの1安打に抑えられたが、2年ぶりの対戦では虎の4番として成長した姿を見せる。

 サイ・ヤング賞右腕の電撃復帰に、闘志がみなぎった。難敵と理解しながらも、森下は新4番として頼もしい言葉を並べた。

 「良い投手なのは間違いない。厄介にはなると思いますけど、初対戦ではないので。ある程度、軌道とか球種とかスピード感とかもそこまで変わってないと思うので、イメージはできるかな」

 バウアーが1シーズンだけDeNAに在籍した23年は13打席で対戦。「サイ・ヤング投手っていうすごいピッチャーと対戦できるなっていうところの方が大きかったかもしれない」と振り返る。通算12打数1安打、打率・083に抑えられたが、その1本は値千金の一撃だった。7月12日の甲子園、2点を追う八回無死一塁。右腕の152キロ直球を左中間スタンドへ突き刺し、プロ2号の同点2ランとしたのだ。

 2年ぶりの対戦では、この一発の強烈なイメージをうまく生かしたい。「多少は相手にも印象はあるかなと思うので、戦いづらかったりしてくれた方が自分にとってもプラスに働くと思う」と話した上で、「もし対戦する機会があれば、最初の方に一本出せたらいいかなと思ってます」と先手必勝を意気込んだ。

 対戦経験があるからこそ、アプローチもしやすいが「相手も同じことが言える。対策してくるか分からないですけど、そういうことも考えられる」と油断はない。ただ、前回対戦したのはプロ1年目。そこから経験を重ね、3年目の開幕を前に藤川監督から4番に指名されるほどに成長を遂げた。「去年より、おととしよりもレベルアップしてると思うので、そこをしっかり出せていけたら」と力を込めた。

 日本一チームに強力な助っ人が復帰するだけに、「先発でどんどん回ってくると思うので、すごく厄介ではあるかもしれない」と強力なライバルとなることは覚悟している。それでも「やるべきことをやるだけ」とどんと構えた。強敵相手に再び熱い戦いを見せる。

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