阪神・近本 異例の選手と講師“二刀流”「未来につなぐプロジェクト」説明会に参加
阪神の近本光司外野手(30)が26日、兵庫県の芦屋市役所で「一歩踏み出す勇気 未来につなぐプロジェクト」の説明会に参加した。子供たちに新たな学びの場を提供するもので、近本は現役選手としてシーズン中ながら都度参加を予定。異例の“二刀流”で社会貢献活動に取り組んでいく。
同プロジェクトでは芦屋市内の市立中学に通う新1、2年生を対象に、「本物に触れる経験や探究の機会を提供する」ことで、主体的に考える力やコミュニケーション能力などを育むことを目的とする。各業界のプロを講師として迎え、ディスカッションなどを通して学びを深めていくという。
今年4月から来年1月までの継続型で、月に1度の開催になるが、近本は「僕がやりたいし、僕が受けたい」と参加を予定。シーズン中としては過去に例を見ない活動だが「現役中、シーズン中に今苦しんでる時の話をする。リアルで話すことが、子供たちにはインパクトがある」と、まさに“生きた教材”として等身大の姿を届けていく。
「子供や地域の人たちと関わることって、野球選手である本質を気付かせてくれる。僕自身も頑張れる、刺激になる」と近本。新たな挑戦によって「やっぱり優勝しないといけない。活動を続けていく中で現役は長く続けていきたいですね」と、第一線で長く戦う理由にもなっていく。夢ある子供の未来を開くため、本物であり続ける覚悟だ。
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