阪神・近本 母校・関学大とタッグで地域貢献 子どもたちとの触れ合い「モチベーションに繋がる」

 阪神の近本光司外野手(30)が24日、兵庫県西宮市の関学大で、理事を務める一般社団法人「LINK UP」と母校・関学大との連携協定の締結式に参加した。これまでも離島支援に取り組んできたが、新たに母校とタッグを組み、教育、地方創生、スポーツ振興の分野で協働していく。

 「(在学中の)4年間で『マスタリー・フォー・サービス』を勉強した。野球だけで貢献するのではなくて地域や人々と関わることで人生の意義を見つけていきたい」。会見中、近本がしきりに口にしていた言葉は関学大のスクールモットーである「マスタリー・フォー・サービス」。意味は「奉仕のための練達」だ。

 これまでも社会貢献活動を行ってきた近本だが、活動は社会のためだけではないと主張する。「子供のためにやっていることが自分のモチベーションにもつながりますし、プレーにも影響してくる。パフォーマンスを発揮する上で自分自身のためになる」。子どもたちと触れ合いから、大きな刺激を受けているという。

 既に関学大生と連携したプログラムを始めている。昨秋に「LINK UP」の活動として故郷・淡路島の小学生8人を大学に招待。キャンパス見学や、自身が出場する甲子園球場の試合観戦などで交流を深めた。

 活動は近本の心に変化を与えた。「声援とか熱量は感じますけど、距離がある。こういった形で学生や地域の人々と関わることでじかに心に響く」と実感した。「モチベーションは技術以上に大事な部分だと思っている。活動を今後も続けていきたい」。子どもたちの思いを自らの力に変え、今季もフル稼働する。

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