阪神・西勇“変える勇気”プロ17年目覚悟のフォーム改造 「貪欲さ欠けてた」昨年12月渡米MLBの技術吸収

 阪神・西勇輝投手(34)が20日、甲子園球場の室内練習場で、西純との合同自主トレを公開した。プロ17年目となる今季を変化の年と位置づけて、フォーム改造に取り組んでいることを報告。チーム最年長として、「1年1年ができなかったら未来がない」とベテランの覚悟を示した。

 恒例だった沖縄から、甲子園へと場所を移した“西西コンビ”の合同自主トレ。これも小さな変化の一つか-。「もっと成績伸ばしたいんすよ。貪欲さがないと難しい。そういうのが欠けてたなって。闘志が熱いうちに自分を変化させて、しっかり結果を出していきたいと思います」。豊富な経験にとらわれず、“変える勇気”を胸に宿す。

 昨年12月、トレーニングのために米ロサンゼルスに15日間滞在。初めて訪ねた専門施設で、数多くのデータに触れた。「メジャーリーガーの考え方、技術を聞いて、自分に落とし込んで。投げ方、タイミングを変えてやらないといけないってすごい分かった」と進化のきっかけをつかんだ。

 新フォームについては、「今の硬いマウンドって屈曲伸展ができなくなってくるんですよ、年齢を重ねて。それでスピードが落ちてくる」と説明。左足の着地が改善ポイントとみられるが、詳細は「見て判断してよ、このキャンプで。自分の中では全然違う」とけむに巻いてニヤリ。2月お披露目を予告した。

 “年長仲間”だった青柳の米移籍によって、さらなるリーダーシップが求められる立場となるが、あえて否定。「僕は優しく見守ってます、親みたいな感じで」。後輩の切磋琢磨(せっさたくま)に期待を寄せたが、守り続けている先発ローテーションを若虎に黙って譲る気は毛頭ない。

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