阪神・北川コーチ 野球で勇気と笑顔届ける「伝えていかなきゃいけない」役割を再確認 #阪神淡路大震災から30年

 阪神の北川博敏2軍打撃チーフコーチ(52)が17日、新人時代に被災した阪神・淡路大震災から30年がたち、思いをぶつけた。「野球を通して勇気というか、笑顔を届けられるようなことをするしか僕たちはできない」。コーチという立場で、選手にも同じ気持ちを伝えると約束した。

 当時は入寮から1週間が経過した頃だった。新調したテレビが倒れ、外の光が消えた。「何が起きたか分からない。怖くて動けない。誰かが部屋を出るのを見て、慌てて出ました」。水道も止まり、練習は中止。助け合いながらの日々が続いた。

 あれから30年。多くの経験をしてきたからこそ分かることもある。野球は勇気を与え、人々を笑顔にする力がある。「そういう気持ちを常に持って、今の選手にも毎試合臨んでほしい。僕も選手に伝えていかなきゃいけない」。節目の一日に自身の役割を再認識した。

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