阪神・門別 5回2失点 収穫と課題の75球「しっかり投げ切れるように」プロ初黒星も確かな手応え

 3回、末包に2点先制適時打を許す
 先発し力投する門別(撮影・市尻達拡)
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 「広島2-1阪神」(24日、マツダスタジアム)

 また初勝利はつかめなかった。それでも阪神・門別啓人投手は成長を証明した。そして課題も得た75球だった。

 今季初先発した5月3日・巨人戦(東京ド)では初回から打ち込まれ、3回6安打6失点。プロ初黒星を喫した。「5月はもう初回から丁寧に丁寧にって感じだったので」と反省を生かし、初回から全力で立ち向かった。先頭の秋山に中前打を浴びたが、後続を3人で断ち無失点。二回も1死一、三塁のピンチを背負ったが、会沢を併殺打で切り抜けた。

 しかし、三回、安打と四球で2死二、三塁となると、末包に高く浮いた直球を捉えられ、右中間への2点適時二塁打に。「去年もそういう失投で点数を入れられたっていうのがあったので」と反省。「しっかり投げ切れるように練習していきたい」と前を向いた。

 それでも5月のように引きずることはなかった。なおも2死二塁で坂倉を見逃し三振。四回は3人で料理すると、五回も安打は許したが追加点は与えず。ファームで過ごした3カ月半を振り返り、「打たれた後に引きずらないで、考えながら投げられるようになった」と話していた左腕は、5回6安打2失点の投球で成果を証明。2敗目を喫したが「ヒットは打たれたけど、粘って投げられたので良かった」とうなずき、「甘く入っても全力で投げて、真っすぐでファウルや空振りが取れた」と成長を明かした。

 「初回からリズムを作ってやっていけたら良かった」と反省も忘れない。今後は出場選手登録を抹消される見込み。それでもまた進化を見せられた。この登板を糧とし、またチャンスをつかみにいく。

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