阪神・西勇 菅野と「いい投げ合いできた」7回0封も遠い今季初星 「自分的にはチームが負けたことが一番悔しい」

 8回を投げ終えた岩崎(左)をねぎらう西勇(撮影・西岡正)
 5回を投げ終え、笑顔でベンチに戻る西勇(左)=撮影・中田匡峻
 7回、大城卓を中飛に抑え、拳を握る西勇(撮影・中田匡峻)
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 「巨人2-1阪神」(4日、東京ドーム)

 八回。手にしていた勝ち投手の権利が消えた。それでも阪神・西勇輝投手は同点を許してベンチに戻ってくる岩崎を一番に出迎えた。「自分的にはチームが負けたことが一番悔しい」。個人的な成績には関心を示さず、逆転負けに表情を曇らせた。

 19年まで4年連続で合同自主トレを行った菅野と通算5度目の直接対決。「菅野さんがほんとに良かったんで。いい投げ合いができた」。登録抹消や雨天中止もあって中15日での登板となったが、師匠に刺激を受けて互角以上の投球を見せた。

 初回1死一塁から森下-小幡の中継プレーで失点を阻止してもらうと、二回以降は今季初めてコンビを組んだ坂本とテンポの良い投球を展開。七回は2死から梶谷に初回以来の安打となる中前打を許したが、続く代打・大城を中飛で打ち取ると、右拳を突き上げた。7回3安打無失点。1点の援護を守った。

 楽しみにしている菅野との投げ合いでの初勝利も消滅。「早く菅野さんに勝ちたいなという感じですね」。気持ちを切り替え、5試合目となる次回登板はチームを勝利に導く。

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