【岡義朗氏の眼】阪神・佐藤輝&大山の復調は連覇への加速装置になる

 「広島(降雨中止)阪神」(29日、マツダスタジアム)

 阪神が28日に2連勝し貯金を今季最多「5」として首位を快走中だ。デイリースポーツ評論家の岡義朗氏が連覇へのキーポイントを挙げた。

  ◇  ◇

 ここまでの阪神は、投手部門、野手部門で突出したチーム成績というわけではないながら、しっかりと貯金を作り、首位に立っている。

 これは例えば先発、リリーフを任される投手陣が、期待通りの働きをしていること、野手で言えば近本、中野らチャンスメークすべき選手はそういう働きをする、という役割分担が機能していることが大きい。

 加えて28日、ヤクルト戦での森下の好走塁に見られるように、打者・森下が出塁すれば、その時点で走者・森下として絶対に手を抜かない、こういう場面に応じた役割分担ができていることも阪神の強みだ。

 こうした総合力で貯金を作っているのだが、さらに上積みも期待できる。

 ここまで佐藤輝、大山あたりが打撃成績の面で苦しんでいる。大山は4番の重圧もあるのだろうが、少し強引な打席が目立つ。佐藤輝は波の激しさを減らしていきたい。まずはメンタルを整え、それぞれが場面に応じて最低限何をすべきか、と考えつつ向上を図ればいい。2人の調子が上がれば、阪神の歩みは加速度を増すだろう。

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