阪神2軍は15安打も得点つながらず…育成外国人ベタンセスは衝撃の157キロデビュー 和田2軍監督「全体的によかった」

 6回、広瀬を併殺打に打ち取り、大きく口を開けるベタンセス(撮影・中田匡峻)
 6回、広瀬を併殺打に打ち取り、ポーズを決めるベタンセス(撮影・中田匡峻)
 4回、一時同点となる左前適時打を放った井上(撮影・中田匡峻)
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 「ウエスタン、阪神3-5ソフトバンク」(13日、鳴尾浜球場)

 阪神は15安打も3得点にとどまり、悔しい敗戦となった。

 先発の秋山が3回2安打1失点、2番手・津田が暴投などもあり2回4安打4失点と五回までに5失点。だが来日初実戦の育成新外国人・ベタンセスが1回無失点で自己最速の157キロを2度もたたき出すなど、魅力溢れる投球を見せた。

 打線では、左肩肉離れから12日に実戦復帰した井上が初安打初打点。右翼でフル出場し、万全な状態をアピールした。

 和田2軍監督の一問一答は以下の通り。

 -ベタンセスが1回無失点の好投

 「(スピード)ガンはあれくらい出るピッチャーだと思う。もう少しまとまってくれば。変にまとまるのもあれだけど、それプラスある程度散らばるのが特徴なので、今日なんか変化球でストライクが全くとれなかったから。でも初登板にしてはよかったんじゃないかな」

 -クイックとか細かいところは

 「いやいや、クイックも1・1秒台だから。全然遅くないし、あれだけ速いクイックできる外国人投手は珍しいよ。もともとはどうか分からないけど、備えとしてはね。ただ、今のでOKというわけではなく、速ければ速い方がいいんだけど、全然全く遅くはないのでね、隙を与えるような感じではないよ」

 -ストライクもとれる

 「今日は初登板でね、平常心ではなかったと思うから、その中であれぐらいのピッチングできればね。変化球はこの前のシートの方が、まだリラックスして投げてたからあれだけど、全体的にはよかったんじゃないかな」

 -今後も試合で

 「試合にいける段階ではあるので、あれぐらいのピッチングを見せてくれたら、緊迫した場面とかで投げられるようになりそうな感じはあるしね」

 -支配下に期待したくなる

 「もちろん、本人もそこを目指してやっているわけだし、まずは成績を残して、その第一歩だと思うからね、今日は」

 -湯浅は

 「3人目でやっと(本来に)近いものが出たかな。(スピード)ガンはそこそこ出てたけど、2人目まではまっすぐを芯で、アウトではあるけど真芯で捉えられてたので。3人目でやっと、空振りがとれるようになって。それは仕方ないよ、実戦から離れてたから、投げていく中で微調整していくしかないからね。今日は投げるたびによくなってきたかなと。次を楽しみにね」

 -秋山は

 「予定通り。あいつも故障明けというか、この間も1イニングしか投げてないし、今日は最初から3イニングの予定だったので」

 -打線は15安打。上が打てる選手がほしいとなればいける準備も

 「今日15安打か。といっても全員が、というわけではない。ヒットを打つ、そこから得点に絡んできた時にどういう打撃をするか。ランナーがいないときはプレッシャーがかからないから。ここのレベルはまずヒットを打つことなんだけど、そこからつないだり、返したりはさらに大事になる。それができないと、今日みたいに何本ヒットを打っても点がとれない。そこにいかに四球を絡めて。得点圏にランナーがいけば、打ちたい気持ちがそうさせるんだけど、打ちに行く気持ちは大事だけど、頭は冷静に狙い球を絞らないと、なかなか点がとれない。今日は1点どころじゃないけど、2、3点、もっと中盤でとれてれば全然違う展開になった」

 -8回は山田が四球も野口が併殺打

 「段階としてはだけど、あそこでフォアボールを選ぶ選球眼は評価しないといけないし、逆に言うと野口なんかバッティングでアピールしないといけない選手が、あそこでなんとかってところで、今日はできなかったというね」

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