阪神 名手近本がまさかの落球 グラブに当てながらも痛恨の適時失策 2点先制直後に暗転 2年ぶりの失策が記録される

2回、中村の打球を落球し、1点を許す近本(撮影・田中太一)
2回、中村の打球を落球する近本(撮影・金田祐二)
2回、中村の打球を中堅手・近本が落球して1点を失い、マウンドに集まる青柳(中央)らナイン(撮影・伊藤笙子)
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 「ヤクルト-阪神」(5日、神宮球場)

 阪神の近本光司外野手がまさかの適時失策を犯してしまった。

 2点を先制した直後の二回、1死二、三塁から中村が放った打球はセンターへのライナーとなった。だが打球にはラインドライブがかかっており、前進して落下地点に入っていた近本はグラブに当てながらも落球してしまった。

 直後、近本は表情をゆがめて悔しさをにじませた。捕球していればタッチアップできていない位置だったため、無失点に防げていた可能性はあった。三塁走者が生還し、なおも1死一、三塁から二ゴロ併殺崩れの間に試合を振り出しに戻された。

 近本の失策は22年9月6日・ヤクルト戦(甲子園)以来。21年から3年連続でゴールデングラブ賞を受賞している名手がまさかのプレーとなった。チームは今季初の屋外ナイター。神宮でのゲームに備え、1日には甲子園球場でナイター練習を行うなど準備を整えてきた。それだけにベンチの岡田監督も厳しい表情でグラウンドを見つめていた。

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