阪神 1番&4番が帰ってくる!岡田監督「そら行くよ」 52年ぶり生え抜き日本選手打線で開幕へ

 阪神・岡田彰布監督(66)が26日、体の張りで別メニュー中の近本と大山について、29日の巨人との開幕戦(東京ド)でスタメン起用する方針を明らかにした。近本はオープン戦のラスト2試合、大山は同4試合を欠場し、開幕戦出場が心配されていた。すでに高卒3年目・前川のスタメン起用を明言しており、1972年以来、52年ぶりとなる生え抜き日本選手打線で開幕を迎えることが決定的となった。

 球春到来を待ちわびる虎党にとって何よりの朗報に違いない。29日の開幕オーダーに別メニュー中の近本、大山の名前が並ぶ。「(近本は)いくつもりでおるよ。そのために今、何とかそこまで状態上がるようにな。やってるわけやから。大山にしてもな」。岡田監督はスタメン起用を示唆し、28日の敵地での前日練習で最終判断する考えを示した。

 広田神社参拝後の甲子園室内での全体練習。近本はティー打撃の後、クラブハウスへ引き揚げた。指揮官は「故障までいけへんけど(体の)張り」と説明。「まあ、できんことはないと思うけどな、本人も(いけますと)言うてきてるけど。ここで無理してもなあ。張りとかやから、休む方が効果的かも分からんしのお」。近本の意思に対して首脳陣がストップをかけていることも明らかにした。

 フリー打撃、正面のゴロ捕球を再開した大山についても「まだそんな走ってないからなあ」と心配しつつ、「そら開幕は行くよ。みんなそこに合わせてきたんやからのお」と見通しを語った。

 もちろん2人も指揮官と同じ思いだろう。近本が「しっかり準備して開幕できるように頑張ります」と話せば、大山も「しっかりいい準備をして開幕を迎えたいと思います」と自覚を口にした。右足を痛めていた森下は24日のオープン戦最終戦で実戦復帰。近本、大山が戻れば、いよいよ役者がそろう。指揮官は既に前川の開幕スタメンを明言しており、72年以来、約半世紀ぶりの生え抜き日本選手スタメンで開幕を迎えることが決定的となった。

 「楽しみやな。去年の開幕はどう転ぶというかな、そういうのがあったけど。今年はそういう不安はないよ」。オープン戦は3勝14敗1分けの最下位で終わったが、岡田監督はナインを信頼している。「勝負は本番やいうのが分かるやんか。だから半分遊んどるかもわからんな。ここで打っても一緒やと思うやろ。ここで打とうが給料なれへんて」と笑い飛ばした。今季も「1番・近本、4番・大山」は不動だ。ベストメンバーでアレンパのスタートを切る。

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