2024.03.07

阪神・西勇３回無失点　上々の今年初実戦「調整（の不安）は１ミリも感じてなかった」

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　「教育リーグ、阪神３－１ソフトバンク」（６日、鳴尾浜球場）

　上々の今年初実戦となった。右ふくらはぎの張りで調整が遅れていた阪神・西勇が投げたい球種を自らで選び、カウントや状況も想像して対戦した。「投げたい球を意図的に投げたかった」。相手の早い仕掛けにも惑わされない。「ストライクでいくつもりで投げるのか、勝負してる球なのか」。多くの状況を考えながら、結果的に抑えていった。

　一、二回と１０球以内で三者凡退。三回は１死から安打を浴びたが、続くイヒネは狙い通りの二ゴロに打ち取った。最後はシモンをカーブで見逃し三振。登板後にはブルペンに入り、この日は計１００球程度の球数。「調整（の不安）は１ミリも感じてなかった」とベテランの技が光った。

　開幕ローテに向けて、あとは状態を上げていくだけ。「同じことを繰り返して、安心感を持たせていった方がいい」。自己流の調整を続け、万全に仕上げる。