「練習試合、広島０－４阪神」（１８日、コザしんきんスタジアム）

　阪神が対外試合２連勝を飾った。打線は１５安打を放ち、中でも中野が３打数３安打、小幡が３打数２安打、坂本も３打数２安打２打点とアピール。投げては昨年のＭＶＰ右腕・村上が２回無失点。九回は湯浅京己投手（２４）が三者凡退で締めたが、新フォームについてデイリースポーツ評論家の佐藤義則氏は「フォーク以外の球が全般的に高かった」と指摘した。

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　湯浅に関して、ボールの勢いは昨年同様、力強いものがあった。ただ、フォークはともかくそれ以外の球が全般的に高かった。これだと、本番になると見極められてしまうのではないか。フォークも直球と同じ高さから落とせないから、なかなかフォークでアウトを取れなかった。

　これはフォーム、腕の使い方に原因があるように見えた。下から上へ、小さく担ぐようなテイクバックなので、ボールを長く持っていられない。また重心も高く、オーバーに言えば背伸びして投げるようなイメージになっていた。

　上から強く投げ下ろそうという気持ちは悪くないが、それが低めへ制球できないフォームになるのでは逆効果だ。

　改良するのであれば、少しステップを広くして重心を下げる。その上でより体の回転を腕を振っていければ球持ちがよくなり、強い球を低く投げられるようになるだろう。