阪神・近本 頑張りすぎ禁止 ケガなし春季C完走必須「たかがキャンプ」「新しいチャレンジ?そんなの毎年っすよ」

 シートノックの打球を処理して送球する近本(撮影・立川洋一郎)
 フリー打撃で打ち込む近本
2枚

 阪神・近本光司外野手(29)が30日、先乗り合同自主トレに参加し、春季キャンプでの“頑張り過ぎ禁止”を肝に銘じた。岡田監督からは早々とレギュラー確約が言い渡されただけに、連覇を目指すチームの必要不可欠なピースとして、ケガなく完走がキャンプの必須条件。2日間の合同自主トレでは柵越えを連発するなど、状態の良さを印象づけた。

 宜野座での1カ月間、エンジン全開で突っ走るようなことはしない。キャンプでの心構えを、近本は「頑張り過ぎないところですかね、僕は。そんなに頑張ってもね、たかがキャンプなんで」と主張。オーバーワーク厳禁を念頭に置いて、6年目のシーズンへの準備を進める考えだ。

 今月は鹿児島・沖永良部島での単身トレで鍛錬を積んでから、沖縄入り。「オフから続けていることをしっかりできるようにはしたいけど、そう簡単にはいかないんで。ユニホームも着るし、見られるし、力みも出てくるので。そういうのも含めてどう練習するか。どう理想の動きをするか」。やるべきことをきっちり胸に刻んだ上で、節目の『2・1』を迎える。

 先乗り合同自主トレのフリー打撃では、2日間とも快音を連発させた。3発の柵越えをマークした前日に続いて、この日は30スイングで4発。白木のバットで右方向への大きな当たりを飛ばし、今年から右翼に新設された防球ネットにも3度直撃させた。

 右翼フェンスに直接当てる長打性も2本あり、角度のついた打球が目立った。意図的な取り組みかを確認されると「昨日もそうですけど、あまりね。理想とする打球を打ちに行くのではなく、勝手にそういうふうな打球になるのが一番の理想なんで。狙いとはまた違うんで。そこが難しいところ」と説明した。

 岡田監督が24日に行ったトークショーで、レギュラー白紙のポジションが多いことを強調した上で、「中堅・近本」は明言。それでも猛虎が誇るリードオフマンに慢心はみじんもない。「新しいチャレンジ?そんなの毎年っすよ。やること全部、トレーニングもね。ストレッチも、練習もです」。頑張り過ぎずとも常に変化は求め続けて、進化へとつなげていく。

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