阪神・木浪 岡田監督のレギュラー白紙に「当然」 小幡との遊撃争い大歓迎「守るというより、全部攻める」

 阪神の木浪聖也内野手(29)が26日、甲子園施設内で行われた「ウル虎の夏2024ユニホームお披露目会見」に岩崎優投手(32)とともに出席。24日に岡田監督が三遊間などのレギュラーは白紙としたことに「当然です」と話し、ポジション争いに勝ち抜く意志を示した。春季キャンプでは自主トレの成果を発揮し、再び遊撃の定位置をつかみ取る。

 遊撃手争いに闘志を燃やした。甲子園開場100周年を記念してデザインされた緑色の戦闘服を身にまとった木浪。岡田監督が白紙としている遊撃手のレギュラー獲得へ、し烈なチーム内競争を覚悟した。

 「挑む気持ちは変わらない。自分がレギュラーだとも思っていませんし。さらによくなるために自主トレも追い込めた。守るというより、全部攻めるという意識でやりたい」

 5年目の昨季は自己最多127試合に出場し、打率・267、1本塁打、41打点。打率、打点に加え、安打数(109)、出塁率(・320)でもキャリアハイを更新した。それでも岡田監督は「小幡が今度、守りでも打つ方でも伸びているというかな。それはもう、キャンプで見る話やからな」と昨年同様に小幡と競わせる方針を明言。「当然ですね。改めて言ってくださった」と木浪は受けて立つ準備はできている。

 後輩に定位置を奪われないためにも、自主トレの成果を発揮するだけだ。重点を置いて取り組んだのが体の使い方。「amazing」に所属する久松トレーナーから指導を受けながら、使えていなかった体の部分や可動域などを高めた。

 ここまでの手応えは十分。「(体の)反応というより、使い方が分かった感じです。胸郭はすごく動かせるようになってきた。動かないよりは動かせた方が絶対にいいと。バッティングでも送球でもいろいろ生きてくると思う」と新たな発見に納得顔だ。

 今年の「ウル虎の夏」で使用する限定ユニホームのお披露目会見では、人生初となる緑色のユニホームを着用した。「100周年という大事な年にこういう緑のユニホームを着られる。去年ああいう結果を残しているので、今年もそれに伴う結果を出せるように頑張りたい」。真価の問われる6年目のシーズン。厳しい戦いに勝ち抜き、グラウンドに立ち続ける。

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