阪神・西勇 目指すは「キャリアハイ」 江夏以来の阪神在籍時1500K狙う「できたらいいですよね」

 阪神の西勇輝投手(33)が17日、西純矢投手(22)とともに沖縄県宜野座村の「バイトするならエントリー宜野座ドーム」で行っている自主トレを公開。岡田監督の言葉に呼応するかのように「キャリアハイ」を目標に掲げ、「去年は深く沈んだので、今年は高く飛びます」と高らかに宣言した。

 昨季は不振のため、約1カ月半に及ぶ2軍生活を経験した右腕だが「悪かった年の次の年というのは、自分の中でいい年が多かった」と前向きに捉えた。阪神移籍3年目の21年は6勝9敗、防御率3・76と振るわなかったが、22年は防御率2・18と劇的に良化。今季はその再現を狙う。

 さらに残り89個で1500奪三振、残り60回1/3で2000投球回と節目の記録も控えている。阪神在籍時に1500奪三振を達成すれば江夏豊以来。「できたらいいですよね、本当に」と意欲をにじませた一方で、「記録を達成させない若手が出てきたり」とし烈な競争も歓迎した。

 この日はブルペンに入り、立ち投げで31球を投じた。16年目を迎えるベテランは「衰えをすごく感じる」という股関節周りを丁寧に鍛えながら、飛躍への助走を続けている。

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