阪神・佐藤輝 太っ腹宣言!森下が「20発打ったらね!」 豪華ご褒美約束も「全部負けたくない」
阪神の佐藤輝明内野手(24)が14日(日本時間15日)、優勝旅行先の米ハワイで森下翔太外野手(23)に対して「全部負けたくない」と“宣戦布告”した。虎の“ドラ1コンビ”は球団主催のゴルフコンペに参加。佐藤輝は先日、森下に来季20発指令を課していたが、到達できなかった場合には罰ゲームも予告した。
弟分の後塵(こうじん)を拝するわけにはいかない。佐藤輝が2学年下の森下へ対抗心を燃やした。いつも仲むつまじい2人だが野球となれば話は違う。
「全部負けたくないでしょ。別に意地張ってるわけじゃないけど、それは負けたくないでしょ、誰にも」
今季は打率、本塁打、打点だけでなく出塁率、長打率など打撃のあらゆる数字で佐藤輝が上回った。日本一に輝いたチームで本塁打、打点の2冠王。積み上げた実績に対する自負が言葉ににじんだ。
森下の潜在能力を誰よりも認めている。7日に出演したラジオ番組で「(本塁打を)20本打ったら好きな物を買う」と約束。20本塁打を放った自身の2年目に重ね合わせた。森下は兄貴分の期待を込めた“指令”にすぐさま反応。腕時計などに興味を示した。
佐藤輝は先日、球団スペシャルアンバサダーでデイリースポーツ評論家の糸井氏から数百万円とみられるスイス・オーデマピゲ社製の高級腕時計を贈られている。森下に贈るオススメのブランドを問われると「20発打ったらね!」と、森下の方へ顔を向けて大きな声を飛ばした。
森下が指令をクリアしてチームが連覇を果たせば、再び優勝旅行でハワイを訪れ、約束の品を購入することも可能。「ハワイかあ、円安も落ち着いてきたので」とまんざらでもない様子だった。一方で「タダでそんなんもらえるわけないでしょ」と一刀両断。森下が20本に到達できなかった場合には「もちろん考えておきます」と罰ゲームを予告した。
この日は球団主催のゴルフコンペに参加した。グリーン基調のアロハシャツに黒のハーフパンツとハットを合わせたド派手ないでたちで森下と同組でラウンド。「野球を忘れて楽しみました」と満面の笑みを浮かべた。
夜には森下とハワイ屈指のステーキハウスを訪れ、名物の骨付きリブアイステーキにかぶりついた。公私で刺激し合う“ドラ1コンビ”。互いに切磋琢磨(せっさたくま)していくことで、虎をさらなる高みに導いていく。
◆阪神プロ2年目選手のシーズン20本塁打 岡田監督はプロ2年目の1981年に20本塁打をマークしている。さらに田淵幸一はプロ1年目の69年から2年連続(22本、21本)、佐藤輝は21年から今季まで3年連続20本塁打(24本、20本、24本)を記録。また、プロ2年目シーズン最多は49年・別当薫の39本塁打。
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