阪神・岡田監督 345人の「一体感」に大満足 選手家族に感謝のスピーチ「金はあります言ってた」
阪神・岡田彰布監督(66)が13日(日本時間14日)、ホノルルのホテルで開催された優勝祝賀会のスピーチで「アロハ~」と呼びかけ、優勝旅行に345人が参加したチームの「一体感」に満足感を漂わせた。今オフの契約更改交渉では大幅アップが続出中。「(球団は)まだまだ金はあります言ってた」と岡田節で笑わせ、来季へ向けて選手と家族のモチべーションも上げた。
「アロハ~、アロハやね」。スピーチの冒頭、会場をドッと沸かせた岡田監督はすこぶる上機嫌だった。今回の優勝旅行には345人が参加。選手、首脳陣、球団スタッフと家族が大集合した。「みんなで」を合言葉にリーグ優勝、日本一に導いた指揮官は、この一体感がうれしかった。
「1年間、頑張ったおかげで、こんなにみんなで大勢で楽しい会ができるので。選手もご苦労さまでしたし、家族は本当にありがとうございました。縁の下の力持ちというかね」
選手の力だけで勝つことはできない。妻、子供、親。多くの人のサポートが必要だ。岡田監督も陽子夫人による内助の功に支えられ、歓喜のシーズンを送ることができた。日頃から「選手の給料を上げてやりたい」と願うからこそ、家族を前に、今オフの“暖冬更改”にも触れた。
「今年、えらい給料上がっているよね。俺ら上がれへんのに」。ジョーク交じりにボヤくだけではない。「もっとキャリアハイの数字を出せる選手はたくさんいる。お金いっぱいあるらしいですよ。(球団が)金はあります言ってたから」。選手、家族のモチベーションを上げると同時に球団の懐事情も暴露して会場を盛り上げた。
「ミエちゃん来てないみたいやね。ミエちゃん来てたら一発かましたろと思ってたんやけど。主役じゃないよ言うて」。鉄板ネタも放り込み爆笑をかっさらうと、「今回は家族が主役なんでね」とニンマリ。「思う存分、子供さんはお父さん、パパに甘えて楽しい1週間にしてください」と優しく語りかけた。
V旅行初日は陽子夫人、長男・陽集さんファミリーとワイキキのABCストアへ。「雨が降ったんでビールだけ買ってきた」。時差ぼけの中、ホテルのベランダでうたた寝していたという。岡田家も家族が主役。“じいじ”の顔に戻り充実のひとときを過ごす。
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