阪神・森下 野球少年少女増やしたい 小学校訪問、大フィーバーに力もらう「子どもたちに夢を」

 阪神・森下翔太外野手(23)が5日、小学校の体育授業支援活動「ゲストティーチャー」として門別、井坪、茨木、戸井、富田とともに尼崎市立園和北小学校を訪問した。3年生約90人とキャッチボールや野球のミニゲームなどで交流。巻き起こった“森下フィーバー”に、さらなる活躍で野球人口を増やしていくことを誓った。

 「森下!森下!」。グラウンドでコールが湧き起こったかと思えば、校舎の窓から顔を出した子どもたちからも「森下ー!」と声が飛ぶ。授業後のハイタッチ会ではうれしさのあまり、泣き出す生徒もいた。

 「ここまで知っているというか、喜んでくれると思っていなかった」

 本人もびっくりの“森下フィーバー”だった。寒さにも負けず、元気いっぱいの子どもたちと約2時間交流。ロングティーで豪快弾を放つと大歓声が起こり、「すごくパワーというか、エネルギーをもらいました」と笑顔を浮かべた。

 「なかなかここまでの熱量はないと思う。やっぱり関西ならではで、なおかつ、タイガースが今回、優勝できたからこそだと思う」。改めてリーグ優勝、日本一が与える影響力を実感した。この日参加した生徒の中には野球初心者が多かったこともあり、森下はこんな願望を明かした。

 「今日をきっかけに野球やってくれる人がいたら最高だし、野球をやらなくても、野球を好きになってくれれば、すごくいいなって思っています」

 年々減少傾向にある野球人口。野球の魅力を子どもたちに伝えるためにも「野球教室とか、ボランティアじゃないけど、野球だけじゃなくて、日本のために何か役立ちたいなっていうのは思っている」と考えを明かした。

 阪神では近本が甲子園球場に故郷の兵庫・淡路市民を招待する「近本シート」を設置し、佐藤輝も小学生時代に所属したチームの子どもたちを招待している。森下も「いずれはそうですね。影響を与えられるような人間にまずなって。そこからしっかり影響を与えていきたい」と“森下シート”の設置にも意欲を見せた。

 そのためにもさらにレベルアップし、スター選手となっていくことが必要だ。「これから活躍していって、もっともっとパワーを与えられるような存在になりたい。子どもたちに夢を与えられるような先輩になりたい」。日本中に“森下フィーバー”を巻き起こし、野球振興に貢献していく。

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