阪神・岡田監督 執念采配!監督として聖地日本S初星 佐藤輝を途中交代「短期決戦やからな」

 「SMBC日本シリーズ2023、阪神タイガース4-3オリックス・バファローズ」(1日、甲子園球場)

 執念采配でサヨナラを呼び込んだ。阪神・岡田監督にとって甲子園での日本シリーズ初白星。「すんなりと終わらせないといけないんですけど、これがシリーズかなと思ってるんで」。ロングゲームを勝ちきり、安堵(あんど)感をにじませた。

 スタンドがざわついたのは七回だ。3-3の同点となり、なお1死一、二塁からダブルスイッチを敢行。桐敷に代えて石井を6番に、糸原を三塁に入れ、不振の主砲・佐藤輝をベンチに下げた。「もうイニングまたぎになるから。次ピッチャーからやから。しゃあないよ。シーズンやったら普通にいけるけど、短期決戦やからな」。あくまで苦渋の決断と強調したが、佐藤輝はここ2試合で6三振。「奮起待つ?もうあんまり試合ないで」とムチも忘れなかった。

 八回は必死の継投でゲームの流れをグッと引き寄せた。1死一、三塁から代打のT-岡田が登場すると、左腕・島本をマウンドへ。左腕は代打の代打・安達を三ゴロに打ち取り任務完了。指揮官は再びベンチを出ると、今度は湯浅をコールした。右腕が中川圭を二飛に打ち取り、「ムードを変えた?その通りなったな」と納得顔だ。

 「今日勝つんと負けるんとえらい違いやけど、これでまた五分だし、1つ余裕できたからな」。激闘を制し、心なしか声は震えているようだった。連勝で一気に王手をかける。

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