阪神・森下 ムードアゲアゲ打 初回理想的な先制劇!2戦連続タイムリー「勢いあった」

 1回、左中間へ先制の適時二塁打を放つ森下(撮影・立川洋一郎)
 1回、先制適時二塁打を放ち、ガッツポーズを決める森下
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 「SMBC日本シリーズ2023、阪神タイガース4-3オリックス・バファローズ」(1日、甲子園球場)

 阪神・森下が上昇気流に乗れば、もう止まらない。プレーボール早々に豪快なスイングで魅せた。

 「しっかり自分のスイングの中で、芯で捉えることができました」

 1番・近本の安打と2番・中野の犠打で演出された初回1死二塁。カウント1-1から山崎福の外角低めフォークをすくい上げた。完璧に捉えた打球は左中間を破る先制適時二塁打。地鳴りのような歓声が巻き起こる中、二塁上でシャウトした。

 前夜の第3戦では日本シリーズ初打点となる右前2点適時打を含むマルチ安打を記録。それまでは走者を置いた場面での凡打が続いていたが、復調の兆しをつかんでいた。「1本、きのう出せたので。多少勢いはあったかなと思います」とポジティブに臨めた一戦。球団新人の日本シリーズ2戦連続打点は藤井栄治以来、61年ぶり2人目の快挙。勝負どころに向けて状態は右肩上がりをたどる。

 大山の劇打が飛び出した九回には、直前の1死一、三塁で申告敬遠を受けた。併殺狙いなどの意図も考えられるが、オリックスサイドが森下を警戒したのは明らか。「軸となる選手がいるので。そこにつなげるのがこの日本シリーズの自分の課題」と背番号1。取り戻した威圧感が猛虎打線の大きな推進力となる。

 ◆1勝2敗からタイ勝 今回の阪神のように第1戦から○●●○で第4戦で2勝2敗に持ち込んだケースは過去7例。そのうち43%の3球団が日本一となっている。また、過去73度の日本シリーズで2勝2敗(引き分けがあるケースを含む)となった例は28度あり、そのうち75%にあたる21球団が先に3勝目を挙げたチームが日本一に輝いている。

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