阪神 村上が5回1安打無失点の快投 自己最速152キロも計測 初の大舞台で若き右腕が躍動

 力投する先発の村上(撮影・中田匡峻)
 5回、生還した佐藤輝を笑顔で迎える村上(撮影・山口登)
 2回、紅林を三振に斬り、ほえる村上(撮影・中田匡峻)
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 「SMBC日本シリーズ2023、オリックス・バファローズ-阪神タイガース」(28日、京セラドーム大阪)

 阪神の村上頌樹投手が自己最速となる152キロをマークするなど圧巻の投球で5回まで1安打無失点に抑えた。

 立ち上がりこそ制球にバラツキが見られたが、しっかりと三者凡退に仕留めると二回以降はアクセル全開。自己最速となる152キロを計測するなど、キレのいいストレートを軸にカットボールなどでオリックス打線に付け入る隙を与えなかった。

 打順が一回りした四回も池田を内角直球で見逃し三振。続く宗も二ゴロに仕留めた。中川圭は初球の150キロで押し込み、右飛に打ち取った。味方が先制した直後の五回は先頭の森に右翼へあわや一発の特大飛球を許したが、天井のスーパーリングに入り込んで落ちてこなかったため、特別ルールで二塁打に。初安打を許して得点圏に走者を背負ったが、後続をしっかり仕留めてスコアボードにゼロを刻んだ。

 村上は今季初先発となった4月12日の巨人戦(東京ドーム)で完全投球を続けていたが、岡田監督が7回での交代を決断。ここから快進撃が始まり、セ・リーグの最優秀防御率のタイトルを獲得した。

 岡田監督もその安定感を見込んでシリーズ開幕投手に抜擢。村上にとっては初の大舞台だったが、その実力をいかんなく発揮している。

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