阪神打線 シート打撃2日間60打数2安打も心配なし!セ界最強投手陣の「生きた球見られた」

 阪神は25日、「SMBC日本シリーズ2023」(28日開幕)に向け、24日に続いて甲子園でシート打撃を行った。打線は2日間で計2安打と抑え込まれた形となったが、平田勝男ヘッドコーチ(64)は「結果はさほど気にしていない」と、あくまで調整段階で心配不要と言及。中野や佐藤輝らも決戦へ向けて、気持ちを高めている。

 虎が誇る救援5投手の前に、この日は計30打者が対戦し、安打性は1本という結果に終わった。前日と合わせて60打数2安打…。数字だけを見ると不安になるが、平田ヘッドコーチには心配する様子は無かった。

 「結果はさほど気にしていないですけど。バッターにしても生きた球を(見られた)。打者がヒットを打ったとか打たないとかという結果じゃなく、打席に立って生きた球を打てたというのがね」

 CSファイナルS・広島戦では打率・091と苦しんだ中野だが、この日は及川と対戦し、三塁の正面を突く鋭い当たりを放った。「一時の状態に比べたら良くなっていると思います」。そして、自分のやりたい打席に近い打撃ができたことが大きいという。

 及川には7球投じさせ、うち3球をファウルとした。「少しポイントを入れ気味に行くというか、ファウルを打ちながらという形を打席で送りたいと思っていた」。嫌らしさが求められる2番打者を担う中野にとって、打席の中で想定ができたことに意味がある。

 イメージが深められただけに、あとは試合で結果につなげられるか。「本当に試合になってみないと分からないですけど、いい調整ができたかなと思います」と言葉からも充実感が漂う。

 佐藤輝も岩貞、及川と対戦して空振り三振に倒れた。「全く前に飛びませんでした。でも別ものなので、気にせず行きたいです」とすぐに切り替えた。前日にも「打席に立てることが全て」と話していたスラッガー。本番で結果を残すことができればそれでいい。

 26日は休養日で、27日の前日練習が最終調整の場となる。平田ヘッドコーチは実戦形式の練習ができたことで「土曜日(初戦)からの集中力もいろいろ変わってくる」と言及。オリックスの強力投手陣攻略へ、抜かりない準備を進めていく。

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