阪神・岡田監督 最終回は「ドキドキした」勝因は「守り勝つ野球」優勝監督インタビュー【一問一答】
「JERA CSセ・ファイナルS・第3戦、阪神タイガース4-2広島東洋カープ」(20日、甲子園球場)
球団として9年ぶり、自身は2005年以来となる日本シリーズ進出を決めた阪神・岡田彰布監督は、優勝インタビューで「最後はドキドキした」と本音を吐露。就任時に掲げた「守りの野球」が本拠地・甲子園で力を発揮し、最高峰の舞台へと駒を進めた。
以下、優勝インタビュー全文。
-日本シリーズ進出を決めて、どんな気持ち。
「いやあのー。18日からの今日で3試合なんですけどね。超満員の9割以上が阪神ファンの人でスタンドを埋めてもらって。選手もシーズンよりももっとすごい歓声があるというか。それで震えながら投げていたみたいですけど。それほど大きいね声援をもらったみたいで、本当にありがとうございました」
-特別な環境の中でも、選手たちはシーズン通りの野球を展開してくれた。
「そうですね。あのー。投手陣はシーズン通りやってくれたんですけど。打つ方はあんまりねシーズン通りいかなかったですね。3戦とも結構苦しいゲームが続いたんですけど。最後はやっぱり優勝チームとして負けられない気持ちはあったので。僅差のゲームですけど、本当に勝ち切れたと思います」
-大竹は粘った。
「今日だけじゃないですけど。3人先発10勝した投手が投げたんですけど。ほとんど初めてのこういうステージで。緊張しないというのはないんですけど。その中で3人とも調子はそんなによくなかった思うんですけど。今日は2点でね。あとは1点、1点ということで。粘り強く投げてくれたことがチームの3連勝につながったと思いますね」
-桐敷が2イニングをまたいだ。堂々としたマウンドさばき。
「なんであんなよくなったのか僕も分からないですけど。オールスター明けからブルペンに入って、短いイニングですけど。そのポジションが合ったみたいで。ほんとにね。今日は2イニングで酷だったんですけど。アレで流れを。やっぱり同点だったので、こっち流れが来る。そういうピッチングをしてくれたと思います」
-ノイジー、中野、森下と守備力が輝く八回の1イニング。
「守り勝てたという。そういうこの3試合で。そういうゲームが続いたので。本当に最後、紙一重のプレーだと思うんですけど。やってきた、守りから入るというか。守備において、1番いいプレーができたと思います」
-最終回は岩崎がマウンドへ。
「ランナー出すけど、打たれないんですよ。出すけど点はやらない。そういう意味でも最後3-2なったときはドキドキしましたけど。まあ、岩崎ですから、最後やってくれると思っていました」
-坂本が2打点と大活躍。
「その2打点がね4-2という2点差になったと思うので。もう、守るだけでね。本当は打つのは期待していないんですけど。そういう選手が打ってくれるとやっぱり勝ちますよね」
-四回、六回、七回は四球が絡んでの得点。
「いや、あのー。この3試合ね。広島のピッチャーがどんどんストライクをね。フォアボールを出さないというか。そういう感じだったので。早打ちというか、早い仕掛けをね。そういうことをミーティングで話したんですけど。最後の最後にね。競っていると甘いボールを投げれないので。フォアボールが絡むというか。今年1年の徹底した、そういうスタイルが最後の最後に1番大事なところで出た」
-岡田監督が選ぶ、ファイナルSの投打のMVPは?
「いやあのー。打はやっぱり木浪ですかね。投は誰だろう。投は誰にしようかな。全員ですけどね。今日は1番大事なところで2イニングを投げてくれた桐敷」
-3連勝、4勝0敗で。振り返って。
「期間が空いたので、準備は大変だったんですけど。やることだけはやっておこうということで。宮崎フェニックス・リーグにいったり。そういう実戦を踏んで。打つ方は最初から心配だったんですけど。ある程度、得点は取れたので。この期間は難しいですけど。結果的に3連勝という形で終われたので、それは非常によかったと思います」
-チームとしては9年ぶり、岡田監督としては18年ぶり。1985年以来のアレのアレに向かって。
「このクライマックス。ファイナルステージですけど、本当にたくさんの声援をもらいまして、ありがとうございました。まず第一段階というか、最初のステージはクリアしたんで。次はパ・リーグの覇者と。まだ決まっていないですけど。どこでやるか分からないですけど。甲子園では3試合あるので。あと1週間ですか。28日からですね。あと1週間ぐらいですけど。もう一度打つ方も調子を上げて。みんなで。相手は分からないですけど。もう一つ上のステージで勝ち上がれるように頑張りますんで。また28日から応援よろしくお願いします」
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