阪神・岡田監督 強さの要因は2戦連続1失点の投手陣 迷いなし継投「ピッチャーが頑張ってるからやで」

 「JERA CSセ・ファイナルS・第2戦、阪神タイガース2-1広島東洋カープ」(19日、甲子園球場)

 サヨナラの瞬間、阪神・岡田監督は満面の笑みで手をたたいた。岡田阪神では初となるポストシーズン2連勝。試合後、強さの要因に投手陣の奮闘を挙げた。

 「昨日も今日も1点に抑えてるからやろ。ピッチャーが頑張ってるからやで、そら打つ方が打たんけどな。でもピッチャーが最少失点に抑えてるから」

 先発・伊藤将が7回1失点と踏ん張ると、1-1の八回から継投策に出た。2番手・石井は2死を奪った後、“左殺し”の3番手・島本が野間、小園に連打を浴びて降板。球場に嫌なムードが流れる中、岡田監督の勝負勘が働く。2死一、二塁から球審へ告げたのはブルワーだった。

 「迷わずブルワーいくつもりやった。松山が出てくるのは分かってたんですけど。まあでも一番分からないピッチャーだと思うしブルワーに任せました」

 岡田監督が言うように、今季ブルワーと松山の対戦は9月16日の1度だけ。その時は右翼線2点二塁打を浴びていたが、この夜は空振り三振。指揮官の起用が見事にハマった。九回も迷わず岩崎をコール。守護神が三者凡退の好投で、サヨナラムードを作り上げた。

 「もうあと一つなんで。思い切っていってくれるでしょう、明日は、野手は」。岡田監督は打線の奮起に期待。虎がパ・リーグ王者のオリックスより一足早く日本シリーズ進出へ王手をかけた。

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