阪神・坂本 死球にヒヤリも最後までマスク 懸命リードで勝利導き「勝ててよかった」
「JERA CSセ・ファイナルS・第1戦、阪神タイガース4-1広島東洋カープ」(18日、甲子園球場)
試合後、阪神・坂本誠志郎捕手(29)は大事な初戦を取った喜びをかみしめていた。体を張った価値ある出塁に、村上ら投手陣を懸命にリードしてつかんだ白星。「なんとか勝てて良かったですね」。最後までマスクをかぶり勝利に導いた。
同点の五回1死。カウント2-2から九里が投じたシュートが右手首に直撃。一瞬、表情をこわばらせた坂本はバットを放り投げ、真っすぐ前だけを見つめて一塁へ歩いた。この出塁をきっかけに、村上、近本の連続適時打で勝ち越しに成功だ。
甲子園では初のCSファイナルS。独特の緊張感も漂う中、最少失点にまとめられた要因について「1点で抑えられて、すぐに森下が1点取ってくれたのが大きかった」と冷静に話す。日本シリーズ進出まであと2勝。「今日取って、明日そのまま取らないと意味がない」。次戦も好リードで勝利を呼び込む。
野球スコア速報
関連ニュース




