【阪神CS突破へのポイント】谷佳知氏 打席での感覚どう取り戻すか 近本、中野がカギ

 18年ぶりのリーグ優勝を果たした阪神は、18日から甲子園でCSファイナルSに臨む。対戦相手は広島かDeNAか未定だが、日本シリーズへ進出するために重要となるポイントとは-。デイリースポーツ評論家・谷佳知氏が占った。

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 野手陣にとってはここから調整をどう進めていくかが大事になる。4日の最終戦からCSファイナルSまで2週間ほど空く。少し休んだ分、疲れが取れてバットは振れるが、打席での感覚を取り戻す作業には個人差が出てくる。

 フェニックス・リーグに主力野手を派遣するCS進出チームは多いが、球のキレ、制球力を欠く若手が投げてくるので思うような感覚を得られずに終わることがある。また、少し休むとすぐに手のマメがやわらかくなるタイプの打者は、バットを握った時の感覚が微妙に変わったりもする。私自身がそうだった。

 数を振り込んだ方がいいのか、実戦形式の打席を増やした方がいいのか。一度リセットされた感覚を戻す方法は人によっても違う。焦らず、周りに合わせることなく、自分に必要なプロセスをしっかりと踏んで、本番に向かってほしい。

 短期決戦だからこそ、普段通りの野球をしたい。調子に波がない近本、中野の1、2番がどれだけ出塁できるかが、勝敗の鍵を握るだろう。

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