阪神・佐藤輝22号 月間自己最多タイ7発&最多更新23打点 9月打率・346の大暴れ

 2回、左中間スタンドへ先制ソロを放つ佐藤輝(撮影・立川洋一郎)
 2回、先制ソロを放った佐藤輝(8)を迎える岡田監督(撮影・飯室逸平)
 2回、先制の22号ソロを放ちダイヤモンドをまわる佐藤輝(撮影・飯室逸平)
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 「中日ドラゴンズ2-1阪神タイガース」(25日、バンテリンドーム)

 快音の止まった虎打線で、数少ない見せ場を演出したのは阪神・佐藤輝明内野手だった。

 「昨日の試合で点を取れていなかったので何とかしたい気持ちでした。速いボールに対して、いい角度で打ち返すことができました」

 二回、先頭で打席に入ると、カウント1-1からの3球目だった。初球と同じような外角寄りの直球を振り切った。左中間方向へ、自身で描いた大きな放物線を悠然と眺めた。岡林も背走をあきらめ、ただ見送るしかない。虎党の大歓声に吸い寄せられるように打球は伸びていった。広大なバンテリンドームの最前列付近に着弾。10打席ぶりの安打は先制の22号ソロ。球場表示で130メートルの特大弾となった。

 9月7本目の本塁打は22年3、4月以来となる月間自己最多タイ。キャリアハイを記録した入団1年目(21年)の24本にあと2本と迫った。残り6試合で更新も視野に入ってくるが、「別に意識せずに一本一本、一打席一打席だと思います」と無関心を貫いた。さらに打点は9月に入って23打点目。今年5月を上回り、月間自己最多記録を更新した。

 1点を追う九回には1死から145キロのフォークにバットの先端で食らいつき、しぶとく遊撃内野安打で出塁。代走・熊谷を送られベンチに下がったが、勝利への執念が左翼席の喝采を呼んだ。

 例年、9月は不得手としていた。21年は1本塁打で打率・100、22年は2本塁打で同・267に終わっていたが、一転して今季は20試合で78打数27安打、打率・346の大暴れだ。26日・ヤクルト戦から甲子園に戻る。24日は散発4安打で無得点。この日も7安打1得点で敗れた。低調な打線を左の大砲がけん引し、今度は聖地を沸かせる。

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