阪神が打線爆発で08年超えの83勝!球団最多勝まであと4 神宮でタイ記録の1シーズン10勝 大竹が12勝目
「東京ヤクルトスワローズ3-9阪神タイガース」(23日、神宮球場)
打線が爆発した阪神はヤクルトに快勝し、1970年に並んで球団最多タイとなる1シーズンでの神宮球場10勝を達成した。さらにシーズン83勝は2008年を超え、球団最多勝(03、05年の87勝)まであと4勝と迫った。
初回先頭・近本が四球で出塁すると、すかさず二盗に成功。無死二塁から中野が先制の右翼線適時二塁打を放った。続く、2死一塁ではノイジーが左翼席に弾丸ライナーで突き刺す今季9号2ランを記録。プレーボールから早々に試合の主導権をつかんだ。三回も大山、投手・大竹に適時打が飛び出して3点を追加。序盤から7点リードを奪った。
投げては今季20試合目の登板となった先発・大竹が8回5安打3失点の好投で12勝目をマークした。7点リードの四回に村上から右翼への2ラン、八回2死で塩見にも右翼へのソロと2被弾を喫するも、試合を通してテンポよく凡打を構築。最高勝率のタイトルを狙う中、同・857で前提条件となる13勝まで残り1勝。1位のDeNA・東に迫っており、タイトル獲得の可能性を残した。
ヒーローインタビューでは「優勝が決まって消化試合と言われますけど、今日しかこれないファンの方もいると思うので、一生懸命投げました」と語ると、左翼席の阪神ファンから大歓声がわき起こった。「もっともっと勝てるように、日本一になれるように頑張ります」と今後の活躍を誓った。
この試合まで21打席連続無安打だった森下も3安打猛打賞を記録して復調気配。中野も3安打をマークし、最多安打のタイトル争いでトップのDeNA・牧、中日・岡林に1本差と迫った。ポストシーズンに向けて、岡田阪神が万全の準備を進めている。
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