阪神 佐藤輝が中野が11・23日本一パレード約束 輝「日本一になって、一番うれしい報告できたら」
「東京ヤクルトスワローズ(降雨中止)阪神タイガース」(22日、神宮球場)
兵庫、大阪の両府県は22日、「兵庫・大阪連携『阪神タイガース、オリックス・バファローズ優勝記念パレード』~2025年大阪・関西万博500日前!~」の開催を正式発表した。11月23日に兵庫は三宮、大阪は御堂筋を中心に、時間を分けて両球団のパレードが同日開催される。阪神では佐藤輝明内野手(24)ら選手が大歓迎。1985年以来の日本一を達成し、地元パレードに花を添えることを誓った。
Vパレードで日本一を報告したい。兵庫と大阪による同日開催が正式に発表され、阪神ナインのモチベーションは高まるばかりだ。雨天中止が決まった後、目を輝かせて「アレ」の次の目標を口にした。
「日本一になって、一番うれしい報告というかパレードができたらいいなと思います」
佐藤輝が1985年以来の悲願を約束すれば、ドラ1・森下も「やるからにはテッペンを目指さないといけないので、そこを取れればいい形でパレードできると思います」と決意を新たにした。
リーグV自体が18年ぶりで、今オフは何もかも未知の経験だ。佐藤輝は「知らないですね」と、2003、05年のパレードは記憶にないという。バスの上から沿道のファンへ手を振る自身の姿も「いや~、やったことがないので分からない」と笑う。
阪神の両府県でのパレードは03年以来、20年ぶり。同年は午前に大阪の御堂筋、午後に神戸・元町から三宮までをパレードした。笑顔で手を振る人、涙を流す人…。18年ぶりの歓喜は熱心なファンだけでなく、一般の人々の心も揺さぶった。
今年の11・23も特別な一日になることは間違いない。近本は「僕、パレードのアレが分かんない(笑)」と戸惑いつつ、選手会長らしく、球場以外でファンと触れ合う機会に意義を見いだしている。
「たくさんの人が来てそういうところでパレードすることが僕らにプラスだと思う。球場とは違うっていうところが大事かなというか、また違う力になるかなと思っています」
この日は午前中に東京へ移動。雨が降り続く中、試合への準備を進めたが、雨がやむことはなく、7月7日・ヤクルト戦(甲子園)以来、約2カ月半ぶりに中止が決まった。8連戦真っただ中、開幕からフルイニング出場を続ける中野は言う。
「最後までフルイニングで出るという気持ちでやっている。(パレードは)日本一を取って、一番いい顔をお見せできればいいかなと思ってます」
18年も待たせたファンへ、感謝の思いは尽きない。CS突破、日本一へ、ナインの心はひとつだ。
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