「阪神タイガース－読売ジャイアンツ」（１４日、甲子園球場）

　アレへのマジックを１としてナイターゲームに臨む阪神・岡田彰布監督は、練習へ向かう際、いつもと変わらないか？の問いに「そんなん変われへんよ」と泰然自若を強調した。

　関西では朝のニュースなどで阪神を多く取り上げているが、指揮官は「周りが盛り上がってるだけやん」と平常心を崩さず「そんなん別に、急になったわけじゃないからな。徐々になったわけやからな」と語った。

　２００５年は本拠地甲子園の巨人戦でＶを決めた。最後は左翼の金本がウイニングボールをつかみ、笑みを浮かべてガッツポーズするシーンがファンの記憶にも刻まれているが、岡田監督は「そんなん覚えてないよ」と語った。

　練習中はブルワーらと言葉をかわしつつ、ナインの動きを見守った指揮官。練習終了後はクラブハウスへと続く通路の奥に荷物搬送用のエレベーターがあるのを発見すると「一回乗ってみよ」と初体験。無事、クラブハウスの入り口がある階に到着すると「ああここに来るんや」と満足げに語っていた。