阪神・木浪がV犠飛 虎の強さ8番にアリ チーム2位タイ決勝打8回『決める』と『つなぐ』

 「阪神タイガース1-0読売ジャイアンツ」(12日、甲子園球場)

 一振りで仕事を果たした。気持ちの乗った打球が、右翼後方へ舞い上がる。試合を決めた先制犠飛。阪神の“恐怖の8番打者”木浪聖也内野手は満面の笑みを浮かべながら、ベンチ前で仲間とハイタッチを交わした。試合後はお立ち台でも、ファンの大声援を浴びた。

 「早めに仕掛けようと思っていた。初球をいこうと決めて振りにいけたのでよかった」

 両軍無得点の二回。1死からノイジーと坂本の連打で一、三塁に。ここで巨人・山崎伊の初球149キロ直球を右翼フェンス近くまで運んだ。飛距離は十分。三走・ノイジーがジョギングで生還し、先制点を奪った。

 今季、光るのは勝負強さだ。得点圏打率・338と好成績を誇り、決勝打は森下と並びチーム2位タイの8度目に。打席の中で迷いがないからこそ、生まれる結果。「チャンスの場面は『決める』と『つなぐ』の2つのイメージでいっている。最近は『決める』でいっている。自分が打って、投手が少しでも楽に投げられるように」と心構えを明かす。

 18年ぶりのアレも目前に迫るが、戦う姿勢は変わらない。「1試合1試合勝つことしか考えていない。その中で原口さんの声出しはみんなを引っ張ってくれている。本当にありがたい」と平常心を強調し、先輩の鼓舞にも感謝。木浪が猛虎の下位打線を支え続ける。

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