阪神・岡田監督 運命の7連戦スタート 選手信頼「いつも通り」で最高フィア~レへ 甲子園G倒胴上げ「ちょうどええ」 

 05年と同じく甲子園G倒で決められるか
 “アレ”目前でもいつも通りを貫く岡田監督
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 18年ぶりの優勝へマジックナンバーを「5」としている阪神は、12日からの巨人3連戦(甲子園)を皮切りに7連戦を迎える。最短Vは14日。2005年に甲子園での巨人戦で優勝を決めた岡田彰布監督(65)は11日「相手も巨人やし、ちょうどええのはええけど」と笑顔。18年前と同じ状況で“アレ”を決める。

 5度、宙を舞った18年前を再現する。最短での“アレ”は14日。巨人3連戦の3試合目となる。当時と同じく、聖地で宿敵を倒して頂点に立つ。虎党の誰しもが夢見る物語の結末だが、岡田監督は「分からんよ、そんなの。そんなうまいこといけへんよ。それは相手次第もあるしな」と一笑に付した。

 05年はマジック「3」で巨人2連戦を迎えた。初戦を制して王手をかけると、一気の連勝で2年ぶり5度目のリーグ制覇を決めた。美酒に酔いしれた9月29日は、亡き父・勇郎さんの誕生日でもあった。

 9月1日に再点灯させたマジック「18」は、今季3度目の8連勝で瞬く間に「5」まで減った。8日からの2位広島との3連戦を全勝し、11差に広げた。

 「ちゃんと野球してる言うたらおかしいけどなあ。みんなが役割分担というかな、自分の役割をちゃんとやって」

 掲げてきた“岡田野球”は完成の域に達しつつあるのか。「まあ、完成言うて、まだまだそらなあ、若いやつ多いし、もっと力つけると思うけどなあ」とチームのさらなる成長を期待している。

 伸びしろの象徴とも言えるのがドラフト1位の森下だ。新人では球団史上6人目、右打者に限れば1980年の岡田監督以来となる2桁本塁打を達成するなど、黄金の輝きを放つルーキーは「どこで優勝を決めてもいいとは思っていますけど、ファンの人も多いので、甲子園で決められたら最高の形かなと思っています」と本拠地での胴上げを熱望した。

 いよいよ片手となった“アレ”へのカウントダウン。かける言葉を問われても「もう何にも言わへんよ、そんなん。別に何も言うてない」。選手への信頼を念頭に「いつも通り」を強調する。「変わったことをする必要はない」と語っていた18年前と姿勢は一貫している。「まあ相手も巨人やし、ちょうどな、ええのはええけど」と笑みを浮かべた。“普段着”の野球で最高のフィナーレを迎える。

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