阪神・森下 小笠原撃ち先制V撃 前日「1番」に続き「3番」でもマルチ安打「絶対ものに」

 1回、先制打を放ちポーズを決める森下
 1回、小笠原から先制適時打を放つ森下
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 「中日ドラゴンズ0-1阪神タイガース」(6日、バンテリンドーム)

 どんな場所でもアグレッシブな姿勢は変わらない。阪神・森下翔太外野手が役目を果たす先制V打。連日、存在感を輝かせた。

 「3番に入った時点で、チャンスで回ってくると思っていた。絶対ものにしたいなと思って打席に入りました」

 初回1死二塁といきなりの好機で打席が巡ってきた。カウント2-2からの外角高め直球を強振。打球は三遊間を破り、二走・小野寺は一気に本塁へ。先取点を生み出し、「暖さん、ありがとうございます」と激走の先輩に感謝した。

 この日3度の対戦を合わせて、東海大相模の先輩・小笠原に対しては8打数5安打2打点と“キラー”ぶりを発揮。「良いイメージがありましたし、その中で配球も考えながらしっかり捉えることができた」と納得顔だ。

 前夜は、死球による打撲で欠場した近本に代わって1番で出場し、攻撃の起点となるマルチ安打。この日はプロ入り後、最多30試合で先発している3番に戻った形だが「打順のことは意識せず、どこを任されても打てるような準備でやってます」とうなずいた。

 チームに欠かせぬ選手となるため、姿勢でも示していく。4月にプロ初の2軍降格を経験した際には、和田2軍監督から「目が死んでた」と形容されるほど態度にも沈んだ気持ちが出てしまっていた。それでも、ファーム首脳陣から鼓舞されながら、守備位置へ着く際の全力疾走や声出しなど“凡事徹底”。2度目の降格時は2軍指揮官が「前向きな姿勢がプレーにも出ていた」と絶賛するほど見違えた姿を見せた。

 この日の八回1死では、三塁線への打球で全力疾走し、内野安打をもぎとった森下。「当たり前のことを当たり前にやる選手が良い選手だと思っている。そういう姿をチーム内でも見せられたら」。頼もしいドラ1ルーキーが、“アレ”へ向かって全力で翔(か)けていく。

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