阪神・ブルワー3人ピシャリ来日初ホールド 岡田監督も高評価「起用方法というかね、勝ちゲームでね」

 「阪神タイガース7-2中日ドラゴンズ」(23日、京セラドーム大阪)

 テンポよく腕を振り、竜打線を次々と手玉に取った。阪神のコルテン・ブルワー投手(30)が圧巻の投球を披露。来日初ホールドを挙げ、初のお立ち台でも優しい笑顔を見せた。

 「本当にこの場にいられて最高です。これだけたくさんのファンの皆さまの前でこうやってヒーローインタビューをしてもらう機会を頂いて、本当にありがとうございます」

 1点リードの六回。緊迫した場面での起用に応えた。武器のカットボールで、細川を2球で三ゴロ、宇佐見も2球で二ゴロに仕留める。続く木下の初球には来日後最速となる155キロを記録し、最後はスライダーで投ゴロに仕留めた。「空振りとか三振とかもいいんですけど、ああいう形で弱いゴロ三つ打たせられた、素早くアウト三つとれたのは本当にいい投球ができた」。納得の9球だった。

 初のホームゲームでの登板にも「あれだけの大声援の中で投げることが気持ちよかったですし、これ以上の経験はないと思います」と感無量。この日は家族も応援にかけつけており「自分にとっても家族にもとってもいい時間になりました」とほほを緩めた。

 岡田監督も「まあいつでもいけるんじゃないそれは、起用方法というかね、勝ちゲームでね」と高評価。「マウンドに上がれば、自分の最高の投球ができるように」と話し、続けて「ガンバルゼ!」と覚えたての日本語で意気込んだ新助っ人。ブルペン陣の救世主となり、アレへの大事な一員となる。

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