阪神新助っ人ブルワー 1回0封2K上々デビュー アレへ最後のピース「抑えられてよかった」
「広島東洋カープ7-6阪神タイガース」(15日、マツダスタジアム)
初舞台でも全く問題ない。目の前の打者に集中し、自らの投球をするだけだった。阪神の新外国人コルテン・ブルワー投手(30)=前ヤンキース3A=が1軍初登板。1回を無安打無失点、2奪三振に抑える堂々のデビューだ。
「正直、緊張したけど、そんな場面で投げられたことが非常にうれしい。何とかゼロに抑えられてよかった」
任されたイニングでしっかりと役割を果たした。2点ビハインドの八回に登場。まずは、先頭の田中を大きく曲がる128キロのカーブで空振り三振に仕留めた。続く菊池には四球を与えたが、2番・野間を“宝刀”のカットボールで空振り三振。最後は小園をカーブで左飛に打ち取り、ゆっくりとベンチへ引き揚げた。
試合中に雨が降り、ぬかるむマウンド。球場のコンディションは決して良いとはいえなかったが、直球の最速は152キロを記録し、変化球のキレも抜群。悪条件の中でもスコアボードに「0」を刻んだことに、納得の様子だった。
チームとしても、個人としてもまだまだここからが勝負だ。「昇格して、すぐに投げられたというのは自分としては大きかった。これで落ち着けると思うから、次はスムーズに入っていける」と、中継ぎ陣を助ける存在として、持てる力を出すだけだ。
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