阪神・大山 しぶとく先制打「いいスタートが切れてよかった」 さすが4番「山の日」に存在感

 「阪神タイガース2-1東京ヤクルトスワローズ」(11日、京セラドーム大阪)

 4番がしぶとさを発揮し、先制点をもたらした。阪神・大山悠輔内野手(28)が4試合連続安打とするタイムリー。「試合の入りからいいスタートが切れてよかった」と安堵(あんど)感をにじませた。

 初回2死二塁で迎えた第1打席。カウント2-2からの6球目、高橋が投じた外角のチェンジアップにうまく反応し、打球を右前に落とした。二走・近本が楽々と本塁に生還。「追い込まれていましたが、浮いた変化球をしっかり仕留めることができました」。完璧な対応力だった。

 四回には中前打を放ち、七回先頭では木沢から左翼フェンス直撃の一打を打ち、果敢に二塁を狙って憤死したが、今季7度目の猛打賞を達成。これは中野、近本と並びチーム2位タイだ。

 チーム最多の58打点をマークしている。この日は「山の日」でもあったが、大山がバットでしっかりと存在感を示した。チームは8連勝と確かな勢いに乗っている。猛虎打線の中心として、ポイントゲッターの役割を担う。

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