岡田阪神 「出来過ぎやろ」球団初夏のロード8勝1敗発進 岩崎不在も冴えた勝負勘「6つ勝つと思えへんかった」
「読売ジャイアンツ2-5阪神タイガース」(10日、東京ドーム)
歴史的な夏のロードロケットスタートを決めた。名古屋、横浜、東京と続いた9試合を8勝1敗。球団史上初となる好発進に、阪神・岡田監督は目を丸くした。
「出来過ぎやろ。そら、出来過ぎやろ。DeNAと巨人で6つ勝つと思えへんかった」
岩崎不在の中、勝負勘がさえ渡る。八回、才木が1点を失ってなおも1死一、三塁とピンチを広げると、指揮官が腰を上げた。
「打順的にも投げきってほしかったけどな、もう、ちょっとしんどかった」。繰り出したのは一人一殺だ。2番手・加治屋は期待通り、中田翔を空振り三振。秋広を迎えると、島本をマウンドへ。原監督の代打・岸田の応戦にも動じることなく三ゴロに打ち取り、勝利のバトンをつないだ。
「今日は打順がジグザグやったから。あんまり(中継ぎに)無理ささんように、一人一殺で。最後はケラーでいくつもりやった」
指揮官は試合前から岩崎抜きの継投を想定していた。球場入りの際に「もう(関西に)帰ったよ」と明かしたように、3連投中の疲労を考慮し、ベンチ外にして積極的休養を与えていた。
代役守護神のケラーも気合十分。九回をゼロで締め今季初セーブ。「スグル(岩崎)が今日はいないので、誰かがしないといけない。任されて光栄でした」と心地よさそうに汗をぬぐった。
痛快な逆転勝ちで今季、復刻ユニホームでは6戦全勝となった。「(ユニホームの素材が)薄いからええよ」。岡田監督は上機嫌で引き揚げていった。
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