阪神が延長戦制して6連勝!今季100試合目で貯金が大台の20に到達 梅野が決勝打 2位と4・5G差

 11回、木浪の安打で本塁へ激走する一走の梅野(撮影・棚橋慶太)
 11回、梅野のセンターゴロで阪神が勝ち越し成功(撮影・西岡正)
 11回、2点適時二塁打を放ち塁上でポーズする木浪(撮影・立川洋一郎)
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 「読売ジャイアンツ2-5阪神タイガース」(9日、東京ドーム)

 阪神が延長十一回の接戦を制し、今季3度目となる6連勝で5カード連続の勝ち越しを決めた。貯金を今季最多となる「20」の大台に乗せ、2位・広島とは4・5ゲーム差。独走態勢に入りつつある。

 同点の延長十一回。無死一塁から4番・大山が右前打を放ち、無死一、三塁に好機を拡大した。続く島田は遊ゴロに倒れて1死二、三塁。6番・佐藤輝は申告敬遠で満塁となった。ここで梅野が打席へ。中前へ打球を放ち、その間に三走・大山が生還。勝ち越しのホームを踏んだ。

 なおも2死一、二塁から8番・木浪が左中間へ2点適時二塁打を放ち加点。リードを3点に広げた。

 試合は守備の乱れが、流れを変えた。1点リードの七回。2死走者なしからブリンソンの打球が左中間に飛び、左翼・島田、中堅・近本が共に落下地点へ。両者とも手を伸ばして捕球しようとし、グラブが衝突。一度は島田のグラブの中にボールが収まったように見えたが、衝突したことから落球。ブリンソンは一気に二塁に進んだ。

 2死二塁。続く代打・中田翔に2番手・桐敷が左翼へ逆転2ランを被弾。失策で走者を背負い、痛恨の一発を浴びた。

 何とか反撃しようと、懸命に食らいついた。1点を追う八回、2死から中野が右翼席へ同点の2号ソロ。4月30日・ヤクルト戦(神宮)以来となる本塁打で試合を振り出しに戻した。

 先発のビーズリーは安定感抜群の投球を披露した。5回を投げ3安打無失点、7奪三振の快投。三回から四回にかけて5者連続三振を奪うなど巨人打線を圧倒した。五回には2死一、三塁のピンチを背負ったが、グリフィンを空振り三振に仕留め、ねじ伏せた。

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