阪神・近本 4安打&3盗塁 打って走って大暴れ「何とかもう1点という気持ちで」
「横浜DeNAベイスターズ3-7阪神タイガース」(5日、横浜スタジアム)
快音を鳴らし続けて、グラウンドを駆けまくった。阪神・近本光司外野手が今季2度目の1試合4安打に、自己最多タイの1試合3盗塁。全て右方向への固め打ちに「結果的に飛んでいったポイントで打ててるのもあります」と手応えを口にし、「盗塁に関しては自分のスタートを切れてたので」と涼しげな顔で振り返った。
初回先頭で右前打を放って11試合連続安打。中野の2球目に二盗に成功した。「何とか得点圏までいこうと思ってたので、チャンスを作れて良かったです」と大山の先制弾をお膳立て。二回1死にも右前打を放って二盗を決めた。
青柳の適時打が飛び出した直後の三回2死一、三塁は、大貫のツーシームを捉えて右翼線へ適時二塁打。「ヤギさん(青柳)が打ったんで、何とか僕ももう1点という気持ちで集中して入りました」と先発投手が作ってくれたリズムに乗って、スコアボードに5点目を刻んだ。
序盤で早くも猛打賞を達成しても、勢いは止まらない。五回2死二塁は4打席連続安打となる右前打。続く中野への初球にこの日3度目の二盗で、リーグトップ独走の18個目の盗塁を決めた。1試合3盗塁は20年10月30日・DeNA戦以来、3年ぶりとなった。
七回2死は四球を選んで、5打席連続出塁。「一打席一打席、集中して入りました」と切り込み隊長の責務を全うした。ヒーローインタビューでは右肋骨骨折による離脱について問われ、「あの2、3週間の休養がすごい良かったと思います。しっかり自分のコンディションも治しながら、骨も治しながらいい休みができました」と回想した。
チームは近本が復帰した7月22日以降、9勝3敗1分けと勢いが加速している。勝負の8月、万全の背番号5が猛虎をけん引する。
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