【中田良弘氏の眼】揺るがぬ4番・大山 好調な打線支える屋台骨

 「中日ドラゴンズ2-10阪神タイガース」(1日、バンテリンドーム)

 阪神が14安打10点で長期ロード初戦を幸先よく大勝。引き分けを挟んでの3連勝で貯金15とし、2位・広島と2差に広げた。デイリースポーツ評論家・中田良弘氏(64)は、打線好調について「開幕から4番に座る大山の存在が大きい」と分析した。

  ◇  ◇

 阪神はクリーンアップ3人で計8安打と理想的な攻撃をみせた。打線好調の要因として、開幕から4番に座る大山の存在が大きい。

 今季序盤は3、5番が決まらないことが続いたが、ここに来て3番・森下、5番・佐藤輝が安定し、クリーンアップの形が整ってきた。佐藤輝が不調だった時期も大山は打線の柱として揺るがず、チームを支え続けた。もしも大山が崩れていたら、今のチーム状況は考えられないだろう。

 四球もリーグトップの62個。相手チームが警戒するからこそ多くなる。1番・近本が右肋骨骨折から復帰し、2番・中野とのコンビでチャンスを作りクリーンアップにつなげている。あとは6番が固定できるかどうかだ。

 8月の初戦をいい形で勝てた。今月は15日からの広島3連戦(マツダ)、18日からのDeNA3連戦(横浜)が勝負どころと言える。上位2球団との対戦に加え、屋外球場の暑さ。投打とも現在の好調を維持できるかがカギになるだろう。

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