阪神 1番近本&2番中野「チカナカ」コンビがマルチ競演 近本は復帰後初!中野「広島の勢い止める」 守備でもけん引
「阪神タイガース6-9読売ジャイアンツ」(27日、甲子園球場)
黄金コンビが真夏の虎をけん引する。阪神の1番・近本光司外野手、2番・中野拓夢内野手が存在感を際立たせた。
今季対戦4戦0勝3敗となった戸郷に対して、ただでは終わらなかった。近本は右肋骨(ろっこつ)骨折から復帰後初のマルチ安打をマーク。試合前の円陣では「諦めない姿勢」をナインに説いた中、自ら体現した。
象徴的な場面は、2-8と大量リードを許して迎えた七回だ。2死一塁の場面で打席が回ると、「点差もあったので、一番つなぎやすいっていったら一、二塁間かなと」と初球の甘い直球を右前へ運んで好機を演出した。
それを中野がきっちりと生かした。戸郷のけん制悪送球で2死一、三塁とさらにチャンスが拡大すると、フルカウントからの9球目・直球を捉えて右中間を破る適時打をマーク。第2打席でも21試合ぶりとなる適時二塁打を放ち、「最近、打点がない状態だったので、結果が出て良かった」とうなずいた。
守備でも魅せた。七回1死二塁。戸郷の放った二塁後方の打球を、背走しながら必死にグラブを伸ばして捕球。すぐさま二塁へ送球し、二走・重信は戻れずにアウトとなった。
28日からは首位・広島を甲子園で迎え撃つ。「広島の勢いを止められるように。逆に止めれば自分たちが勢いづくと思う」と中野。首位奪還へ“チカナカ”が躍動する。
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