阪神2軍 横田慎太郎さんに1日遅れの追悼星 遺族来場の中、高山が先頭打者アーチ「ボールもヨコに渡せた」

 1回、先制となるソロを放つ高山(撮影・北村雅宏)
 1回、先制となるソロを放つ高山(撮影・北村雅宏)
 最後を締めた湯浅はナインとタッチを交わす(撮影・北村雅宏)
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 「ウエスタン、阪神タイガース4-1福岡ソフトバンクホークス」(26日、鳴尾浜球場)

 阪神2軍が、18日に脳腫瘍のため逝去した横田慎太郎さんへ、1日遅れの勝利を届けた。横田さんの家族も途中まで試合を見守った。

 先発の秋山は今季最長タイ8回を5安打1失点と好投。家族へ勝利球を届ける予定で「ずっと練習してたし、接点は少なかったですけど、遠くから見ていても、一生懸命で、がむしゃらで、不器用で、真っすぐな後輩だった」とグラウンドでの横田さんの姿を思い浮かべた。

 打線は、初回先頭・高山が木村光から右中間へ先制の6号ソロをマークした。横田さんの追悼試合として行われた前日は、ソフトバンクに0-4で敗戦。自身も4打数無安打に終わっていただけに、「昨日打てれば良かったんですけど。きょう来ると聞いていたので、ご両親とお姉さんと、試合前にあいさつして。ヨコの写真を持って『慎太郎も見に来てるんで』と言ってもらって。きょう結果残したいと思っていて、ホームラン打てたので。そのボールもヨコに渡せたし良かったと思います」と思いを語った。

 同点の八回には、1死から北條が中前打で出塁。横田さんの引退試合で“奇跡のバックホーム”を捕球した片山が、右中間へ決勝の勝ち越し適時打を放った。

 また、九回に右前腕のコンディショニング不良で調整中の湯浅が実戦復帰後、公式戦初登板。最速152キロを計測するなど1回を三者凡退に抑えた。

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