岡田阪神 後半戦へ“神撃布陣”そろった!「当然そら1番」近本ぶっつけ明言、ドラ1森下も「ライトやろ」
阪神・岡田彰布監督(65)が21日、球宴で滞在していた広島市内で取材に応じ、22日・ヤクルト戦(神宮)から始まる後半戦へベストメンバーで臨む考えを示した。右肋骨(ろっこつ)骨折で離脱していた近本を「1番・中堅」で先発させることを明言。新人の森下は「6番・右翼」で起用する。投手陣の再整備も着々と進めており、ファームで好調の桐敷を中継ぎで起用するプランも披露。後半戦もスタートダッシュを決め、混戦模様の首位戦線から抜け出す構えだ。
勝負の後半戦へ役者はそろった。9人の虎戦士が出場した球宴から一夜明け。岡田監督はすっかりシーズンモードに戻っていた。右肋骨骨折から復帰した近本について「そらもう最初からいくつもりでおる」。ぶっつけ本番となる後半戦の開幕戦に「1番・中堅」で起用すると明言した。
「もともとがそうやからのお。それは普通やんか、当然そら1番やしのお。当たり前のことであって」
“開幕ダッシュ”を決めるため、原点回帰を図る。交流戦から打線は下降線をたどり、何度も組み替えを余儀なくされた。近本の復帰でベストメンバーがそろい、岡田監督は決意を新たにしている。
「開幕じゃないけどな。新たなスタートやから、そういう意味では今年、開幕からやっていこうとしていたことを、またそれが良い形になればいいよな」
22日・ヤクルト戦は「8番・遊撃」以外、開幕オーダーで臨むことが濃厚だ。近本不在の間、主に1番を務めた森下の成長も認めている。「(森下は)ライトやろ。ちゃんとレフト守る人はおるんやから。また試行錯誤しなアカンやんか」。もちろん相性は考慮するが、前川の勢いに陰りが見える中、「6番・右翼」争いは森下が頭一つ抜け出した形だ。
投手陣の再整備も着々と進めている。「今ファームで一番ええのは桐敷ちゃうか」とフレッシュ球宴でも好投を見せた左腕の中継ぎ起用を示唆。夏の長期ロードに備えてブルペンに厚みを持たせる考えだ。
先発投手の中5日登板も「全然そんなん考えてないよ」とドッシリと構える。2軍再調整中の西勇は25日からのウエスタン・ソフトバンク戦に先発予定。1年間ローテを守った経験がない村上、大竹は間隔を空けて起用する方針で「調子のええもんからいかなあかんからなあ」と強調した。
後半戦の開幕投手に指名した青柳を含め、離脱していたメンバーが続々と1軍に戻ってきた。夏の長期遠征まで8試合。5月の快進撃の勢いを取り戻し、再び首位を突っ走る。
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